2010年6月7日月曜日

iPadその後。

こんにちは。
連続の投稿、失礼します。
先日、出張にMacBookを持たず、iPadのみで使えるかどうか試してみましたので、そのご報告をさせていただきます。今回は、自分がプレゼンするような機会は無かったので、移動中の文書作成、メールの送受信、会議でのメモ作成などが主な目的でした。所持品は、iPhone3GS,iPad,PocketWifiです。また、iPhoneおよびPocketWifi予備電源としてエネループのスティックブースターを持っていきました。

まず、使用に関しての最大の壁は…「ちょっと恥ずかしい」(笑)でした。
今回の出張は、列車、飛行機、バスと移動時間が長いため、移動中の仕事を考えていましたが、時期的にいかにも見せびらかしているようにみられるのではないかと感じてしまい、1日目は全く iPadを取り出せませんでした。
2日目からは、積極的に活用してみましたが、ソフトウェアキーボードも慣れてくるとかなり確実に入力ができるようになることが解りました。ただし、指を常に浮かせているため、やや物理キーボードよりも疲れが出てくるような気がします。PoketWifiの使用感もいったん接続してしまえば、特に3Gを意識することも無く普通に使えます。速度もまずまずではないかと感じました。
シングルタスクであることは、2つのアプリ間でコピー・ペーストを繰り返す時にはちょっと面倒な気もしましたが、Appの立ち上げが速いためそれほど問題になりませんでした。

主に使用したのは、標準のメモとPages,Keynoteでしたが、Pages,Keynoteに関しては、本格的に使うにはまだちょっと機能が弱い点が目立ちました。
Pagesでは、図形の扱いが「回り込み」しかできないため、文字の上に図形を重ねるような使い方ができません。文字を四角で囲むようなときは、図形に文字を書き込むか、表組を使う必要があります。
Keynoteでは、やはり図形のグループ化ができないことが不便でした。PCの様に様々なデータをストックしてある訳ではないので、ちょっとした図を作成するには図形を組み合わせていく必要があるのですが、現バージョンではグループ化ができないため、図形を組み合わせた場合は移動や拡大縮小が困難になります。
ただ、 Mac版の Keynoteも最初のバージョンではグループ化やグループ化したものの拡大縮小ができなかったと記憶しているので、今後のバージョンアップで対応する可能性もあります。
画面構成としては、かなりシンプルなプレゼンテーションを作るのであれば十分実用的だとは思いますが、私の使い方だとちょっとまだ完全に乗り換える訳にはいかない状況です。
そのため、今回の出張中は、iPadのKeynoteで大まかな構成とアイデアをメモ的に書き込んだものを作成し、帰宅後に Macに読み込ませて各スライドを作成していくという使い方となりました。

全体として、そのまま PC,Macと置き換えて主力にするのは難しいけれど、ドラフト的に文書を作成する作業には十分使えると判断しました。バッテリーが長く持つこと(最近の MacBookも同じくらい持ちますが)、小型軽量であること、カバンから取り出してすぐに使えること、これらの点で優れたモバイル機器だと思います。復路では、飛行機の中でも使ってみましたが狭い場所での利用はPCよりも便利ではないかと感じました。

あと、使っていて楽しいです。これは反応の速さ、動作の的確さによるものと思われます。
pdfやwebの資料を2本指の動作だけで瞬時に適切な大きさにして確認できるのは非常に気持ちのよい作業でした。また、デジカメのデータを吸い上げて保存しておく媒体としても便利です。旅先で撮影したデータは、iPadに読み込んでAppで加工して、メールで送ることも可能です。(カメラキット使用)

以上、仕事に使った場合のインプレッションでした。長文すみません。
次は、楽器関係など趣味的な分野でのインプレッションをお知らせしたいと思います。